2012年2月28日火曜日

・ピラティスとハーモニー体操その1(生徒さんの感想より)

先のトレーニングコースに参加された方へのインタビューシリーズ。
永田さんはBASIというピラティススタジオでピラティスのインストラクターとして活躍されている。永田さんはピラティスを行う前に,プレピラティスという形でハーモニー体操を取り入れると効果が高い,と言う。その辺りの話も興味深いのだが,永田さんがどのようにしてハーモニー体操に出会ったのか,そこに至る道のりを伺った。


永田美千代さんインタビュー(女性・50代・ピラティスインストラクター)

1. 身体的・人生的バックグラウンド(これまで何をしてきたの?)


ーそもそも永田さんはピラティスの前は何をされていたのですか?

ピラティスの前は・・・



ー競技や何か専門的にされていたのですか?・・・

いえいえ,ないです。私は,学生の時にモダンダンスをやっていて,そこから,結婚して子どもが生まれて・・・20代はずっと子育てをしていたので,ブランクが10年くらいありました。そして,ずっと24時間営業をやってきて,はたと気がついたら,「あれ,自分,何もしてないじゃん。自分の身体どうなっちゃてるんだろう?」と。でも,世の中的にはモダンダンスは,もうなくて,エアロビクスになっちゃってたんですよね(笑) 知らなかったんですよね(笑) 世の中から外れて,没頭していたので。




そして自分の身体ってあんなに自分では動いていたつもりだったのに,全然何もできなくなっちゃった。千葉の田舎の方に住んでいるので,手近なところにあるものしかできないでしょう。で,気づいたらフィットネスクラブというのができていたから,そこに行って,昔ダンスをやっていたので,やっぱりエアロビクスダンスにはまりましたね。音があって踊れれば何でもいい,みたいな。手近にあって。

そして,エアロビクスのインストラクターコースに行って,子どもを預けながら,フリーで働いていたんです。


ーへ~,面白いですね~

で,フリーで仕事をするのは楽しかったんですけどね,近所のフィットネスクラブで「社員として働かないか」という話を,30代後半だか40歳くらいの時にいただいたんです。「こんな話はもうないな」と思ったし,そもそも自分としては何でもよかったんです。働きたかったんです。その何か・・・人と関わりたかったんです。家族・・・以外の人とも。


ー外に出て?

そう。どう考えても,家族の中でちゃんとやっていくという風には,全く向いていないというのがその10年間でしみじみ分かったんです。これは・・・今後の人生は,外で働くことを自分の人生にいれていかないと,うまくいかないな,と思ったので,働くということをまず選択して,それからずっとやってきたんです。

それからまた,40代後半くらいになって,はたと考えこんじゃった。ハーモニー体操のコースにいらしていた皆さんと同じように,エアロ教えたりアクア教えたり,私も色々やっていたんです。でもその頃,「あれ,これ,自分の身体のためになっているのかな?」と考えこんじゃった。そして,その時に出会ったのがピラティスだったんです。ピラティスが何なのかよく分からなかったんですけど,カンです。

『ピラティス』と検索してみたら,東京にしかなかったので無理かな~と思ったんですけど,探したら個人でやっている方がいて,何とか通えそうだったのでやり始めたら,「ああ,こういうことなんだ~!」って。考え方もよく分からないけど楽しそうだな,今までやってきた運動とは違うんだな,と。それくらいの感じしか分からなかったんですよ。

だから自分の身体の使い方に気づくようになったのなんて,本当に最近ですよ私。すっごい長いことかかってますよ(笑)

続く

0 件のコメント:

コメントを投稿