2015年12月26日土曜日

『アウェアネス介助論』、キネステティクス、澤口裕二さんのワークショップ



澤口裕二さんをご存知ですか?

『アウェアネス介助論』の著者やキネステティクスの導入者として知られる
澤口裕二さんのワークショップを行います。

澤口さんは現場の医師でありながら、身体から言葉のことまで、
古今東西様々なメソッドを学ばれています。
休みの日には山に鹿の骨をとりに行き、溶かして模型を作ります。
かと思えば、ロボットを作り、
忍者アナトミー(動く骨格模型)にモーターをつけて、人体はどのように動くのか、
を実験して日本ロボット学会で発表します。好奇心と知の巨人です。

澤口さんのすごいところは、現場で起きたことを元に理論構築し、
「仮説」として提示するところです。
つい指導者は「正しい」ものを提示したくなるものですが、
澤口さんはいつも仮説ですから、
患者さんも看護師さんも一緒になって検証します。


澤口さんの「仮説」に学び、肴にして皆さんで交流しましょう。


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「澤口裕二さん/ロボットと身体のワークショップ」 
日程:2016年1月10日(日)13:30〜16:30頃
場所:東京都品川区(お申し込みの方にお知らせします)
料金:10,000円
申込:フォームまたはメールで 
https://harmonyts.wufoo.eu/forms/eaeaa-ws-2016/
*メールの場合は、info@ninja-anatomy.jp に
(お名前・連絡先携帯を添えて)
定員:30名程度
お支払い方法:申込メール後、事前にお振り込みください
口座:三菱東京UFJ銀行 長原支店
(普)0092397 合同会社大航流時代
(ド)ダイコウリュウジダイ
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■内容(あくまで予定で、当日の状況に合わせて臨機応変します)
1. 動画を使って、寝たきりの方や両足麻痺の方が立ち上がるとはどういうことかという
プロセスを見せてくださいます。またその原理をロボットを使って解説します。
原始動物から二足歩行までの駆動システムは、共通しているのではないか、
という仮説、非常にシンプルで簡単です

2. 実際に、自分の体で1のプロセスを体験します

3. 介助の現場を体験します。パートナーを作り、上記の発想がどう役立つのか、
介助の現場を例にして、練習します

理論と実践を行ったり来たりしている点、学問的事実と仮説をハッキリ分けて説明できる
ところが澤口さんのユニークなところです。「効果があっても、それだけで、その理論が
正しいわけではない」現場で大汗をかきながら看護師さん達と格闘し、実践しながら新し
い方法を生み出していく姿には、誰もが胸を打たれるでしょう。

■澤口さんの経歴(AMAZONより一部編集)
医師。外科医であった時に褥瘡対策としての動きの支援の必要性を知り、従来の介助教育にはなかった
キネステティクスを日本に導入した。「動きの教育」としてのフェルデンクライス・メソッド、アレク
サンダー・テクニークを学習し介助に応用した。「感覚の学習」としてのセンサリー・アウェアネスを
学習し介助する人の動きの改善に応用した。「動物は動くことで生きることができる」と知り、哲学、
進化発生学、一般意味論、サイバネティクス、システム理論を基盤として、「アウェアネス介助論」を
上梓した。歩行に問題を持つ患者さんには、従来の理学療法学の歩行分析とは考え方の異なる「まとも
な歩き方」が適していると提唱している。

■著書
『アウェアネス介助論―気づくことから始める介助論 【上巻】解剖学・生理学と基礎的理解』
『アウェアネス介助論―気づくことから始める介助論 【下巻】接触と動きと介助の実際』

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