2014年10月21日火曜日

イケイケGOGO!未来を生きる学生の感想

9月に宇都宮大学の教育学部の授業に呼んでいただき、
講義をした時の感想をもらいました。




テーマはデザイン


その時のテーマは”デザイン”。

乗っていた電車が事故で止まり、
ギュウギュウ詰めのバスで移動することに。
地方の幹線道路にあるバス停に向かう途中でリンゴを買って、
かじりつきながら、ふと、レッスンの内容を
ガラッと変えたくなりました。





世の中は自分以外の誰か(なにか)によってデザインされている。
というテーマでした。


ルールや文化が国によって異なる、
それが、デザインされたものだ、
というのは理屈では分かりますが、
日本に暮らしていると実感としてはよくわかりません。


実は世の中だけではなく、自分のからだも、
(今の)自分以外の誰か(なにか)によってデザインされている。
という流れでレッスンに入りました。


誰かによってデザインされているというのは、悪く聞こえますが、
全くそんなことはなくて、必要な機能です。
たまに不具合がある、わけです。

成長してキツくなった洋服みたいなものです。
それが単なる洋服だと思うのと、
決して脱げない皮膚のようなものだと思うのとでは、
人生の楽観が違ってくるのではないか?
そんなことがテーマです。

このあたりについては詳しくはまた改めて。


学生の言葉は、いいですね。すんなりとしている。
すんなりしているフリをしているという感じでもなく(笑)
(大人相手のレッスンだと、すんなりのフリ感想が結構多いのです)
いい感じ。

自分が学生の頃はこういう文章書けなかったな〜と思います。

許可を得た上で掲載させていただきます。
(改行だけ読みやすいように編集しました。誤字脱字はそのまま笑)



感想その1 文化の違いに驚いたけど、その驚きこそが・・・


コンラッド先生が海外に行ったときの写真の説明に関して。海外経験のない私は、
日本とは全く異なる生活様式や、文化の違いにただただ驚くばかりで、非常に興味
深かったです。
しかし、先生の“線引き”の話を踏まえて考えると、その“驚き”こそが、私がいかに
“日本の線引き”に支配されているかを示しているともいえ、「当たり前」や「常識」
について改めて考え直す良いきっかけとなりました。正解を出すわけではなく、こ
のことについて考えることこそが重要なのだと感じました。
ボディワークに関して。今回のようなボディワークは初めてで、私は正直各動作
にどのような意味があるのか終始気になっていました。ボディワークを終えた時に
は、リラックスと言うよりは、今までに経験したことのない“身体を動かした”とい
う不思議な感覚に陥りました。

先生が他人と比べる必要はないとおっしゃっているにも関わらず、私は度々「自
分の動作は正しいのか?」と考えてしまっていて、こういった点が私の良くない性
格だと感じました。
今回の講座は私にとって、全体的に“自分を見つめ直す”貴重な体験となりました。
先生、ありがとうございました。


感想その2 私も、1か月アメリカに留学したことがあって・・・


今回先生の指導の元、このボディーワークで、自身の身体のどこが動いているの
かを考えながら、いろいろな動きをして身体を見つめることができ、今まで経験し
たことがなかったこともあり、とても興味を持てたし楽しんで取り組めた。ヨガや
ストレッチなどは普段少し行うことがあったが、今回のボディーワークはそれらと
はまた違った動きをするもので、手の位置を変えたり、目線をずらしたり、ちょっ
とした変化を意図的に行うだけで、その後の動きがスムーズになったりすることな
どを体験できて、改めて自分、人の身体って不思議だなと感じた。

また、このようにゆっくりと身体を動かすと普段生活している時には使われない
ような身体の部位を使えていて、スッキリしたり、やりながらリラックスすること
ができたと思う。ストレスがたまったりして心が疲れている時は、身体にも何かし
らの悪影響が及ぶものだと思うが、ちょっとした時間があるときにこのような自分
の身体を見つめながら行う運動をすることができれば、身体の不調の改善や精神面
の回復にも繋がるようになると思った。
今後も今回学んだボディーワークを実践していこうと思う。

また、前半での他国の様々な写真を見た中で、世界には本当に様々な文化や風習、
考え方を持った人がいて、自国の価値観だけにとらわれないで視野を広く持つこと
の良さを改めて実感した。
私自身、1か月だけアメリカに留学した経験をもっていて、元々文化の違いはあ
ると理解していながらも、実際生活し様々な国の人々と関わる中で、そういった文
化風習価値観の違いというものを強く感じ、自国の良い点悪い点を見つめることが
できたのを思い出したが、先生の写真を見て説明を聞く中で、より世界の国につい
て興味を持つことができた。
日本は今の規則が絶対でそうするのが当然と何かしら縛られている面があるよう
に思えるが、他国を見てみるとより自由で日本では考えられないことが当然のこと
として行われている現実があることがわかり、自国だけの狭い視野に捕らわれすぎ
ないことが大切だと感じた。

これから生きていく中で、もっともっといろんな国を訪れてその国の人々と交流
して、違いというもの、こういう生き方をしている人もいるという事実を経験して
みたいと思えた。また、そうする中で自分は他国との違いを考慮しながら自国を見
つめ、幅広い視野を持てるようになるかもしれないが、その考えを持った中で自国
だけの狭い視野を持っている人と関わりあって生活していく際に、どう共存してい
けるかも課題だと感じる。
自国のきまりや風潮を守るのは絶対という中で自分だけそれに反した自由な行動
をすることは、異質にみられて当然だと思うが、その時にどう理解を促していける
かが重要なのではないかと思った。

自分が訪れたわけではないのに、それらの国の価値観を体験できた気がして、よ
り興味を増すことができてよかった。

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