2014年10月28日火曜日

他人との境界線はデザインされたものではないか?



これから飛行機で出発だという時には、ワクワクしますよね。

今回の学生の感想で気に入ったのは、みんなが簡単に納得せずに、
腑に落ちない、という感覚をもってくれていることです。

そういう感覚を言葉になるまで
ちゃんと大事にしておいてもらいたいですね。

(大学生へのレッスンの感想その4です)

感想8:他人との境界線はデザインされたものではないか?


今回の集中講義の中で何をするのか全く想像がつかずに、少し不安に思っていた。
最初に部屋の中を歩き回ったときには、皆と近づくことに抵抗を感じた。私はパー
ソナルスペースが広いし、他人に触られることもあまり得意ではない。今回の受
講者の多くはあまり話したことがない人であることもあり、少し不快に思ってい
たのが正直な感想です。

ボディワークの中でのコンラッド先生の話を聞いていると、「私が無意識に引い
ている他人との境界線はデザインされたものであり、動かせるのではないか」と
言われているのではないかと思った。そう思ったものの、自分の中に動かない塊
のようなものがあって、「皆との境界線は動かす必要はない。」「これを動かす
のは嫌だ。」という気持ちになった。

世界の写真はすごく興味深かった。私は旅行が好きだし、その理由の一つとして
外国の自由な感じや自分をしっかり持っているといった「人」の違いに惹かれる
ということがある。いろんな価値観があるということはすごく面白いと思う。し
かし日本ではそのような個性が潰されがちである。多様な文化を見て、私ももっ
といろんなところに行きたいと思った。

最後にやったボディワークは気持ちが良かった。しかし、周りの目を意識してし
まったり、冷静に考えると自分は何をやっているのだろうというような雑念が入
ってきてしまっていたのが正直なところです。想像がつかない内容だったので、
面白いと思った。

このワークをやることへの抵抗感や周りの人への抵抗感が強かったこともあり、
あまり大きな変化は感じることができなかった。そして最後に部屋を歩き回っ
たときにも、皆と近づくことへの抵抗感は消えなかった。しかし、その抵抗感は
自分でデザインしたものであるという考え方は、私にとって新しいものであり、
すごく興味深かった。もっと自然体で、柔らかい気持ちで生きていきたいと思っ
たし、すごく考えさせられるワークだった。コンラッド先生、ありがとうござい
ました。


感想9:頷けるところもあったけれど少し納得しきれない

普段の授業ではあまりやらない形式での授業だったため、新鮮に感じた。ボディ
ワークを行った前後の変化の違いがあまりよく分からなかったので、上手くリラ
ックスしながら動けていなかったのかもしれない。途中に写真を見せてもらいな
がらしてもらった海外の話は、一度も日本から出たことのない自分にはとても興
味深かった。ただ、他国と比べて日本はルールに縛られすぎているというような
話には、確かにと頷けるところもあったけれど少し納得しきれないところもあっ
た。これはやはり実際に国外で色々な経験をしなければわからない部分なのかと
感じた。


感想10:こういうストレスケアもあるのだな

誰かが決めたデザインに囚われないように、というテーマはすごく面白いものだ
った。社会のルールを破らない程度にこういう生き方が出来たら幸せだろうなぁ、
と何となくだが思う。そのためにどういう形で世の中や自分の生と向き合ってい
くべきなのか、時間があるうちによく考えたいと思う。

ワークショップ自体は、ハードワークこそなかったが、両腕で体を支える場面が
多かったので、思ったより疲れてしまった。本当は体の構造を用いてもっと楽に、
講師の先生が何度もおっしゃったように「らくーに、らくに」行えるはずだった
のだろうけど、勝手がわからず力が入ってしまって、考えていたより楽ではなか
った。だから、私にとって今回のワークショップはリラクゼーションとまで言え
るものではなかったけど、こういうストレスケアもあるのだな、ということは何
となく分かった気がする。自分なりのストレスケアを日常から遠くない範囲に持
っておきたいと思う。

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