2014年10月29日水曜日

・モデルがない状況では自分で決めなければならない



ハーモニー体操発起人のコンラッド・ユーキです。
写真は、オランダのシャンパウロ氏。

フェルデンクライス(ハーモニー体操の元になったからだのワーク)を
学んでいた時の同期で、幾晩も家族ぐるみで語り合った友人です。

ビジネストレーニングのプロで、
名だたる企業をはじめオランダの国立銀行もお得意さんだったそう。

昨年オランダで8年ぶりに家を訪ねた際、
散々話した帰り際、いきなりオランダ国の事情を話し始めた。

「オランダはEUという仕組みを推進してきたし、
世界で最も進んで自由を推進してきた。
でもそれは他にモデルがないから自分で決めなきゃいけなかった、
ということでもある。君が将来モデルがない出来事に
出くわした時には自分で決めなきゃならないんだ」

70歳間際の、滅多に会えないオランダの友人の
その言葉は遺言のように響いたのでした・・・・

下記は、大学生へのレッスンの感想その5です。
無骨ですよね。学生の感想って。そこがいいですね。

感想8:ワークショップで寝たなんて今までに一度もなかった

ボディワークの中でのコンラッド先生の話を聞いていると、「私が無意識に引い

「デザイン」という私たちの文化・年齢・社会など様々な要素から作られた常識。
私たちは本当に疑問もなく過ごしているが、デザインされているのだと感じた。

基本的にゆったりとした動きで、無理にやる必要がなく自分のペースで体を動か
すことができる。そのおかげか、途中の意識があまりない。ワークショップで寝
てしまうなんて今までに一度もないし、疲れたらやめてもいいということも一度
もなかった。

デザインされた私が壊されてしまう感覚だった。それと同時に私に無限の可能性
を感じさせてくれた。何度も繰り返される「デザイン」という言葉に、なんだか
自分はそれを壊さなくてはいけなくて、それによってこんなにも窮屈なところに
いるのではないかという気持ちになった。

時間が短く、もっと受けていたいと思った。貴重で不思議な体験だったと思う。
ありがとうございました。

感想9:自分のことで知らない事が多い、と気づいた


この講座を受けて、指示通りに体を動かすことがとても難しかった。そして一番
感じたことは自分の体について意識していなかったということである。体の微妙
な変化、意識していないとつかめない変化がたくさんあった。

それだけではない。自分を作っているものすべてについてもあまり関心を持って
いなかったなと思った。食べ物、性格、経験や人間関係・・・さまざまなものが
あるがそのそれぞれを考えていきたいと感じた。

「自分の意志なのか、デザインされたものなのか」この問いも難しかった。何が
今の自分をこうさせているのか、この状態はどうして作られたのか、哲学っぽい
なとも思うけれど自分を見つめるきっかけになった。

また、先生の海外のお話はとても面白かった。私はほとんど海外に行ったことは
ないけれど自分の視野が広がるし外を見ることで自分が置かれている社会やその
状態を見つめられると思う。


感想10:講座の目的が不透明で、もやもやしつつも…

まず、コンラッド先生のゆったりとしたペースが、非常に興味深かった。「デザ
イン」という尺度を使って既存のあらゆる規則を疑う姿勢が、色んなものを疑て
しまう、自分の考え方とマッチし、嬉しく思った。学生に気配りをして下さった
が、しかしどこか理解できない部分がある、不思議な先生だった。

講座に関しては、先生が敢えてそうしたのかもしれないが、「何をどうして、ど
うなることがこの講座の目的なのか」が不透明で、海外のスライドを鑑賞したり、
ボディワークをしている最中も、ずっと何か、もやもやしたものを感じていた。

しかし、先生の指示に身を委ねることで、時間を忘れて、リラックスした時間が
過ごせた。ここ最近の普段の生活では、時間に追われることが常なので、方の力
を抜くことができた、有意義な講座であった。

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